「生理」と漫画

自分用のメモみたいなものです。生理が出てくる漫画ってどんなのがあったかなあという。

 

・『ねりんぐプロジェクト』(藤田まぐろ、りぼんマスコットコミックス)

主人公は粘土版ピノキオ(のような感じ)。見た目は小学校高学年くらいの女の子。人間社会の世情に詳しくなく、「生理」が何かも知らない。友達の雛子ちゃんが(小学6年生、優等生)が落とした生理用ナプキンを拾い、彼女から生理の話を聞いたことで、悪意なく「雛子ちゃんは生理」だといクラスで言いふらす描写がある。(主人公はそれを恥ずかしいものと思っていない)

そのせいで二人は喧嘩、のちに主人公が謝り仲直り。まるまる1話分がほぼ思春期の生理をめぐる話。

 

・『こどものおもちゃ』(小花美穂、りぼんマスコットコミックス)

紗南が通う小学校で、男子生徒が女子生徒に水鉄砲で赤い水をかけ、「生理生理ー」と声をあびさせる場面がある。なお、このクラスは学級崩壊している。

 

・『水色時代』(やぶうち優、フラワーコミックス(「ちゃお」に掲載))

優子が小学6年生のとき、男子生徒がしょっちゅう「生理」で女子をからかう描写があり、優子が親友からナプキンをもらうところを見て、「河合のやつ生理だぜ!」と男子生徒が指さしたり、スカートに血がついているところを男子生徒に見られる場面がある。

 

・「いつものかえりみち」(さくらももこ、『ちびまるこちゃん』5巻に収録)

思春期の生理をめぐる話。中学生のももこが生理が来ないことに悩み、実は男なんじゃないか…と不安を抱いたり、「少しは女性らしくしなさい」と母親に言われたりしている。ある日突如生理になり、お赤飯を炊こうとする母親を全力でとめる。夕飯は自分の好きなハンバーグで、次の日からいつものかえりみちがどこか違うものに見えた、という話。

 

・『風光る』(渡辺多恵子、フラワーコミックス)

セイ(父の仇討のため性別を偽り新選組に隊士として入隊している)の足に血が伝い生理になる場面がある。母を早くに亡くしており、「生理」(作中ではお馬)の詳細がわからないため、セイの事情も知っている花街の遊女のところに身を寄せる。

生理の手当てを仕方などを教えてもらい、今後の対処方法として月3日は彼女のところに泊まる(外面上は遊女のところに外泊する)ことにし、事なきを得るという話。江戸時代の生理用品などが事細かに出てくるほか、その後も生理中なので入浴(お湯を汚すのはちょっと…)など細かな描写が登場する。

 

・『笑う大天使』(川原泉花とゆめcomics

史緒が腹痛で苦しみながら、「ひどいっっ 何で私が こんな目に……! お…男にも 生理があればいいんだっ!!」とモノローグでつぶやいている。このとき史緒は兄(生き別れ、これまでの生活環境の違いからかみ合わない)の仕事を手伝っており、おそらく気まずさのため「生理で苦しい」と兄に伝えられない状態。兄も苦しむ史緒の様子を見て、最初は仮病だと思い、次には「じゃあ食べ過ぎだ!」と発言している。

(このお兄さんは高校生ともなれば言いづらい買い物もあるでしょうから、と史緒に月々のお小遣いを渡しており、史緒も「よく気がつくお方だ」というくらいほかのことにはよく気がつく)

腹立ちまぎれの史緒の空想の中で、男性キャラクターが生理になっており、「となると子供 産むのも平等だな そんで運の悪いほうが妊娠するんだ」と背広姿のサラリーマンが妊娠している姿を思い浮かべている。

 

・『大奥』(よしながふみジェッツコミックス(「MELODY」に掲載)

世継ぎを望まれる将軍綱吉(作中では女性)がもう、自分には月のものが来ていない(閉経したので子どもは産めない)とひとり呟く場面がある。

 

・『好きって言えたなら』(巻野路子、フレンドコミックス)

友人には生理が来るなか、なかなか自分にはこないとあせる芽理。そんななか、自身が出場する競技大会の日に初めての生理が来てしまう。

 

・「オトメのハジメ」(渡瀬悠宇、『ありす19th』(フラワーコミックス)の番外編)

気になる男の子とおしゃれをしてプールで遊んでいたところ、突然初めての生理になり、足元に血が伝う姿を見られてしまう(そして視線をそらされる)シーンがある。その後、姉には「あんなの一人前の女になった証拠だって開き直んなって!」と励まされれる。

 

・『にがくてあまい』(小林ユミヲマックガーデン

作中に登場する高校生の女の子が、生理痛で保健室で寝ている描写がある。

 

 

・『不思議の国のバード』

立ち寄った日本の村で初潮を迎えた女の子が盛大に祝われるのを見て、イギリス人のバードが違和感をおぼえる話がある。

 

・『天国大魔境』(石黒正数アフタヌーンコミックス)

キルコ(脳手術で、姉の体に弟の自分の脳が入っている状態)が急に体調が悪くなり、自分でも何がなんだかわからないまま、町の女性に「生理でしょ」と言われ、おそらく鎮痛剤のようなものを渡される場面がある。

 

・『ハコヅメ』(泰三子、モーニングKC)

警察官の川合が、機動隊訓練に参加。生理2日目での参加だったため、黒いスパッツ、「箱舟かよ」というナプキン(タンポンは体質に合わず、訓練中はナプキンをかえることができないため。)、そのほか重装備で訓練に挑む回がある。訓練後、先輩警察官が帰りのバスで使えるよう、濃いピンクのタオルを貸してくれたり、その先輩も警察学校時代、同じように友人に助けられたエピソード(警察学校時代、下着からはずれ裾からおちたナプキンを友人が目立たないように拾ってポケットに入れてくれた)がある。

 

※思い出したら随時更新、修正します。